「Webライターになるにはどうすればいいんだろう…」
「何から始めればいい?」
「どうやって仕事を探すの?」
このように考える方も多いでしょう。
Webライターは在宅副業の中でも始めるためのハードルが低い職種。
また、クラウドソーシングサービスへの登録でカンタンに仕事を探すこともできます。
私は50代になってからパソコンに触れ、半年後にシナリオライター。
それから1年後にはWeb記事を書き始めた副業ライターです。
今回は、Webライターになるために必要な物や、仕事の依頼を受けるまでの流れを私の経験を踏まえて紹介しますね。
Webライターになるために必要なものとは
Webライターは難しいスキルが必要なく、すぐに始められる職種です。
たとえば、プログラマーやデザイナー、動画編集などは知識を付けてから始めなくてはなりませんが、Webライターは以下の3点でOK。
・インターネット環境とパソコン
・最低限のパソコン知識
・楽天の銀行口座
仕事をしながらスキルアップしていけるので、文章が得意でなくても始められます。
インターネット環境とパソコン
たまに「スマホで副業」という広告を目にすることもありますが、Webライターを目指すならスマホでは少し無理が出てきます。
そのため、インターネット環境とパソコンが必要です。
ただ、高いスペックのものでなくても大丈夫、2~3万円程度で手に入るパソコンで充分です。
たとえばAmazonなどでは再生パソコンを安く買えるので、費用をかけたくない方は利用してみてください。
また、インターネット環境はなるべく安定したもの、たとえばホームルーターや光回線がおすすめです。
最低限のパソコン知識
続いて必要なのが、パソコンの知識です。
むずかしいスキルが必要ないとはいえ、最低限のパソコン操作を覚える必要はあります。
依頼内容の情報を調べたり、文章を作成し提出する必要があるからですね。
ただ、深く知らなくても大丈夫。
以下の3つができれば、仕事を始められます。
・WordやGoogleドキュメントが使える
・メールの送受信ができる
・パソコンでわからないことを調べられる
私は、上記3つがギリギリできる状態で始めました。
少し無謀だったかもしれませんが、何とかなりましたよ。
ちなみに私は、かなりの機械オンチです。
きちんと勉強してから始めようと考える方もいらっしゃるでしょう。
ですがそうなると、パソコンの勉強だけで終わってしまう可能性もあります。
依頼主(クライアント)が存在するからこそ、やらねば!と頑張れると思うので、いきなり始めてしまうほうが効率的だと個人的には思っています。
楽天の銀行口座
Webライターになるために、楽天銀行の口座は必須ではありません。
なくても始められるのですが、次の項で紹介するクラウドワークスで報酬を受け取る際、楽天銀行の口座振込に限り手数料が100円。
その他の金融機関は500円なので、ない方は作っておくことをおすすめします。
振込手数料も長期にわたると大きいですからね。
Webライターとして仕事を受注するためにやること
駆け出しのWebライターのほとんどがクラウドソーシングサービスを利用して仕事を探します。
これはオンライン上で仕事を依頼したい人と、受注したい人を繋いでくれるサービスです。
簡単に説明していきますね。
クラウドソーシングサービスに登録する
クラウドソーシングサービスはたくさんありますが、とりあえずは以下の2社に登録しておきましょう。
どちらか1つだけというのであれば、クラウドワークスが良いかもしれません。
どちらも国内では代表的なクラウドソーシングサービスですが、案件数はクラウドワークスが多いです。
いずれにしても登録は無料なので安心してください。
登録時に必要なのは、メールアドレスと氏名住所などの個人情報。
そのほかは、IDとパスワードの設定を行います。
IDとパスワードは忘れないようにメモっておいて下さいね。
プロフィールを埋める
必要事項を埋めて登録を済ませたら、プロフィールを埋めておきましょう。
ここではクラウドワークスの画面を使って説明しますね。
画面右上、表示名の横「▼」またはIDをクリックするとプルダウンで「プロフィール編集」という項目が出てくるのでクリックしてください。
すると上記のような画面になるので、「ワーカー情報編集」をクリック。
下記の画面が現れるので、上から埋めていき「自己PR」を記入しておいてください。
何を書けばいいの?と思う方もいらっしゃるでしょう。
例として以下をご覧ください。
自己PR欄の例
プロフィールをご覧いただきありがとうございます。
ライターの○○と申します。
▼学歴、職歴、保有資格、趣味など
▼活動時間|連絡
平日は〇時間、土日は〇時間程度作業可能です。
連絡についてはできる限り素早い返信を心がけております。
など・・・
▼自己PR
納期を守ることはもちろん、お互い気持ちよくお仕事できることを心掛けております。
などなど・・・・
学歴や職歴、趣味などは必須ではありませんが、強みになるような保有資格や経験があれば書いておくと良いですね。
強みがなければ、その辺は書かなくても全然大丈夫です。
ちなみに私は、最初の挨拶と簡単な自己紹介、
そして稼働時間くらいとかなりシンプルです。
ただ、多くの情報を記入すれば人物像が伝わりクライアント側の判断材料になります。
PRできることが沢山ある方は、しっかりと記入しておきましょう。
このほかにもスキルの登録など色々あるのですが、後からでも記入できるのでとりあえずはプロフィールだけで大丈夫です。
記入が終わったら下にスクロールして「ワーカー情報を更新する」を押して保存してくださいね。
仕事を探す
続いて仕事の探し方です。
まずは画面上部にある「仕事を探す」をクリックすると、左側に仕事の種類が出てくるので「ライティング・記事作成」を選択してください。
そして「記事・Webコンテンツ作成」など該当する箇所をクリックして希望する職種を絞り込みます。
また、下にスクロールし「未経験可」にチェックを入れて「絞り込む」を押すと未経験OKの案件だけが表示されます。
クライアントがスキルアップをサポートしてくれる案件だと
文字単価0.1円とか0.2円がほとんどです。
パソコンの操作や文章作成にある程度自信がある方は、
文字単価1円くらいの案件から応募してみると良いですよ。
気になる案件の内容を確認し、応募したい仕事を選びましょう。
応募する
案件に応募するには、クライアントの募集ページ右上にあるオレンジ色の「応募画面へ」をクリックしてください。
すると以下のような画面が現れます。
記入するのは上記赤丸部分の2カ所です。
契約金額のほうは、募集内容の中に記載されている金額を記入。
ほとんどの場合、テストライティングがあると思うので、テストまたはトライアルの金額を入れて下さい。
そして、クライアントへのメッセージを記入します。
これは「提案文」と呼ばれるもので、選ばれるどうかこれで決まると言ってよい部分です。
こちらも簡単に例を挙げておきますね。
○○様
初めまして、ライターの○○(ID名でOK)と申します。
○○様の募集しておられる○○(募集タイトル)のテストライティングに応募させていただきます。
私は~(簡単な自己紹介)
クライアントの指示があればその内容を記入。
何卒よろしくお願いいたしますorご検討のほどよろしくお願いいたします。などなど・・・
ここで大切なのは、クライアントの募集内容をしっかりと見ることです。
募集文の中には、質問の回答を求める内容が多々あります。
たとえば「1日の稼働時間はどのくらい確保できますか?」とか「ライターとしての経験は?」などですね。
これを見落とし質問に対する回答を添えずに応募すると、ほぼ連絡は来ないと考えてください。
また、当たり前ですが、応募文に誤字脱字があると厳しいです。
しっかりとチェックしてから送信してくださいね。
これらは今だからわかることです。
私の場合、最初の頃の提案文はボロボロでしたので、
返信率を上げるための参考にしてくださいね。
Webライター案件を選ぶときの注意点
クラウドソーシングサービスで案件を選ぶとき、注意すべきこともあります。
少なからず悪質なクライアントも存在するからです。
悪質なクライアントを避けるためのポイントを紹介するので、意識してくださいね。
評価の低いクライアントは要注意
案件募集の文章で惹かれる部分があったとしても、応募する前にクライアントの評価は確認しましょう。
クライアントのIDをクリックすると、評価や実績などが確認できます。
例として以下のクライアントページをご覧ください。
ここで例にあげたのは「認定クライアント」と呼ばれる評価の高いクライアントで安心できる相手です。
一方で注意したいクライアントには以下のような特徴があります。
上記画像の、赤丸部分をチェックしてくださいね。
・「評価」で悪い口コミが多い
・「総合評価」が4.6以下
・「募集実績」や「プロジェクト完了率」が低い
口コミは必ずチェックし、4.5とか4.6の評価だと避けた方が良いですね。
また、募集実績が「0」の場合やプロジェクト完了率の数字が低い場合もおすすめできません。
クラウドソーシング外の取引きを求められたら要注意
クライアントからクラウドソーシング外での取引を求められることもありますが、これは禁止されています。
クラウドワークスなどのサービスは、一定額の手数料が差し引かれ報酬が支払われます。
これは報酬未払いなどのリスク回避の、いわば保険料と考えて下さい。
そのため、サービス外での取引きは手数料を引かれずに済みますが、トラブルがあってもそれはすべて自己責任です。
危ない橋は渡らないようにしましょう。
ただ、クライアントからチャットワークやスラックなど、ツールでのやりとりを求められる場合もありますが、これは大丈夫です。(抵抗があれば断ってもOK)
仕事前に何らかの費用がかかりそうなら要注意
クラウドソーシングサービス内には何かを購入しその感想を求めるものや、何らかの教材を買わせる目的のクライアントも存在します。
この場合、報酬が0.1~0.2円など非常に低いことが多いです。
先ほど触れたようなスキルアップのサポートをしてくれるクライアントと混乱しそうですが、口コミなどを十分確認して判断してくださいね。
Webライターとして仕事を依頼してもらうコツとは
Webライターになるためのコツは3つ。
・諦めないこと
・クライアントからの指示を守ること
・向上心を持つこと
・ブログを運営すること
それぞれ説明しますね。
諦めないこと
webライターになるためのコツ1つ目は諦めないことです。
これはクラウドソーシングサービスを利用しても返信が全く来ないなど、心折れることが多々あるためですね。
確立としては10件応募して、返信は1~3件くらいと理解しておいてください。
最初は実績もないですし断られて当たり前くらいに開き直っておきましょう。
心掛けることは、1つひとつの提案文を丁寧に書くということ。
クライアントによると、そもそも募集内容をきちんと見ていない人が多く、質問内容の回答が入っていないことも多いのだとか。
逆に考えれば、募集内容に沿った内容で提案文を出すだけで返信の確率は上がります。
クライアントからの指示を守ること
続いて2つ目のポイントは、クライアントからの指示を守ることです。
応募してクライアントと契約できたとします。
ですが、指示を守れない場合はすぐにそっぽを向かれる可能性もあると理解しておきましょう。
リアルな人間関係では人との約束に忠実でも、顔の見えないオンライン上だと約束事を甘く見てしまう方も意外と多いようです。
以下の6つを意識して進めてみてください。
・納期を守る
・メールの返信はできるだけ早く
・マニュアルに沿って進める
・修正には丁寧に応じる
・向上心をもつ
・ブログを始める
順に説明しますね。
納期を守る
約束した納期は必ず守りましょう。
ときどき納期を守らないライターさんもいるらしく、連絡が取れなくなってしまうこともあるようです。
できれば納期よりも早く提出できるよう心掛けておくと良いと思います。
もし遅れそうなときは、なるべく早くクライアントに相談してください。
メールの返信はできるだけ早く
クライアントとの連絡は、ほとんどメールです。
メールにはなるべく早い返信を心掛けてください。
できれば3時間、遅くとも6時間以内くらいには連絡しましょう。
もし質問等がありすぐに答えが出ないときなどは、「〇時までには調べ返信しますので、少しお時間下さい。」など連絡を入れておくと良いと思います。
これは「返信が遅くて仕事が進まない」「あれ?このライターさん飛んだかな…」などの迷惑や心配をかけないようにするためです。
マニュアルに沿って進める
クライアントによってマニュアルは違います。
Wordで提出の場合もあれば、Googleドキュメントやワードプレスでの提出を指示されることもあります。
また、使ってはいけない言葉や特定の単語をひらがなで入力するなど、細かいルールを定めていることも多いです。
「マニュアルを守らないライター」と判断されてしまうと、継続的な依頼はないと考えて下さい。
・変な日本語になっていないか?
・誤字脱字はないか?
・マニュアルどうりか?
提出前に何度もチェックしましょう。
修正は丁寧に応じる
提出した文章に修正依頼がくることもあります。
ライターは、クライアントの求める文章を書く必要があるため、修正には丁寧に応じましょう。
修正箇所が多いと凹みがちですが、勉強にもなるので繰り返しのミスをしないよう書き留めておくと良いと思います。
ちなみに私もたびたび修正を依頼されます。
向上心を持つこと
Webライターになるためには、向上心を持つことも大切です。
クライアントによっては仕事の発注に伴い、様々なツールの使用を指示されることもありますし、文章以外の仕事を打診されることもあります。
それぞれマニュアルを渡されることもありますが、ない場合は自分で調べながら進めることになるでしょう。
そのため、慣れていないことにも積極的に取り組む姿勢が必要です。
ブログ運営をすること
Webライターの仕事はワードプレスへの投稿を指示されることが多いです。
ワードプレスを運営するには年間1万円前後の費用がかかりますし、アメーバブログなどの無料ブログに比べると少し難しいです。
ですが、ワードプレスに慣れておけば仕事を進めやすくなりますし、使えるというだけで仕事の幅が広がります。
ただ、あっちもこっちもとなると難しいかもしれませんね。
Webライターに少し慣れたら、検討してみてください。
以上6つ「そんなの当たり前でしょ」と思われる部分もあるかもしれませんね。
ですが、少し慣れた頃にできなくなることもあります。
私自身、丁寧な仕事ができず迷惑をかけてしまった経験があります。
時間がないなどの事情があるときはクライアントに相談、又は断る勇気も必要です。
とにかく1つひとつの依頼を丁寧にこなしていくことが何より大切です。
まとめ|未経験からでもWebライターになれる
今回は未経験からライターを始めるコツなどをお話しました。
「うわー面倒くさいしやっぱり無理!できない!」と考える方もいらっしゃるかもしれませんね。
最初は応募するだけで緊張するし、戸惑うことも多いと思います。
でも1つひとつ仕事をこなすたびに慣れていきます。
ライターの仕事は企業で働いていては味わえない感情に出会えます。
興味があればぜひ挑戦してみてください。
一緒に頑張りましょう。
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