訪問介護に向き不向きはある?人見知りの人には向かない?

介護職

訪問介護員(ホームヘルパー)は、年々需要の高まる介護職です。
ライフスタイルに合わせた働き方のできる訪問介護員。
興味ありますよね・・・でも

隙間時間で働きたいけど・・

人見知りだから無理かなぁ・・

できるかどうか不安で、一歩踏み出せない方も多いのでは?

当記事では訪問介護員に向き不向きがあるのか?
人見知りだと無理なのか?
介護福祉士の私が、お答えしていきますね。

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訪問介護員に向き不向きはある?向かない人ってどんな人?

お年寄りに顔そ背けられるヘルパー

訪問介護員に限らず介護職全体に言える事ですが、介護職に向かない人もいます。

それは人見知りの人ではなく、ずばり「気が短い人」ですね。

利用者は身体の様々な機能が低下して、介護が必要な状態です。

✔ 何をするにも時間がかかる
✔ 耳が聞こえづらい
✔ 痴呆症による症状で意味不明な事を言う

人によって症状は様々です。

そんな利用者の身体機能維持の為、時間がかかったとしても自分でできる事はやってもらい見守る必がありますし、何度聞き返されても伝えなければいけない。
認知症の症状で理解できない言葉も多いですが、対応が必要です。

短気な人はイライラしてしまう事が多くなりそうですよね。

又、痴呆症の症状により何度言っても言う事を聞いてもらえない事は日常茶飯事。
お金を盗ったと犯人扱いされる事もありますし、いきなり暴力を振るわれる事だってあります。
(暴力をふるう人は稀ですけどね)

そんな時にすぐカッとなる人は、介護職は向きません。

特に訪問介護の場合は1人で対応する事になるので、無理があるでしょう。

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人見知りの人は訪問介護員に向いていない?

お年寄りと笑顔で話す女性

利用者宅に単独で訪問する訪問介護員は、利用者やその家族とやりとりをする場面も多く、人見知りと難しのでは?と考える人もいるかもしれないですね。

実際、私が訪問介護員として働いていた事業所に「私、人見知りなんですけど・・」と面接時に不安漏らす人もいました。
ですが、その後訪問介護員として元気に活躍されていました。

話しかけなければ!と話題を探す必要はありません。

話題は利用者の身体の事!

「よく眠れた?」
「痛い所はない?」
「食欲はある?」
「おやつは食べた?」

色々ありますよね。笑顔で聞きましょう。
利用者の話をきちんと聞いて、健康状態のチェックです。

利用者家族に対しても、聞かれたことに応え利用者の状態に変化があれば伝えるだけで充分です。

訪問介護員は利用者との会話から身体や心の状態を読み、利用者の様子に意識を向け、何を言いたのか察してあげられる事が理想です。
上手に喋る必要はなく、聞き感じる事が大切です。

そして訪問介護の利用者の中には障害や病気により発声が難しい方もいます。
そんな利用者の声を聞き取る事はとても難しく、最初は何を言っているのか分からないのですが、ここでも一生懸命聞く事がとても大切なんです。

利用者に寄り添い理解しようと努力すると、いつしか利用者の声に慣れ何を伝えたいのか分かるようになります。そうなると思いを伝える事が難しい利用者には大変喜ばれます。

自分から話題を探しておしゃべりをする必要はなくて、しっかり聞いてそれに対する返事、または行動をとればいいだけです。

人見知りであろうと利用者が何を望んでいるのか理解しようとする姿勢があれば、活躍できる場は沢山ありますよ。

おしゃべりな人が利用者に嫌われる事もある

口を両手で押さえる女性

おしゃべりで場を盛り上げるのがうまい人いますよね。

そんな人が訪問介護員に向いているのでは?と思うかもしれませんね。
もちろん楽しくおしゃべりしてくれる人を好む利用者もいます。

ですが、意外とそうでない事も多いです。

喋りすぎて利用者に嫌われてしまう事もあるんです。

利用者の中には、訪問介護員との会話を楽しみにしている人もいます。

それはどちらかと言うと、聞いてほしいという場合が多いんですね。

それなのに訪問介護員がしゃべりすぎて、利用者がうんざりしているという事もけっこうあるんです。

話が上手じゃなくても大丈夫。

利用者の話を笑顔で聞く事が大切です。

✔ 話を聞く
✔ うなずく
✔ 共感する

これができれば利用者の心身の状態も確認できるし、利用者の「話したい」「わかってほしい」欲求も満たされます。

利用者が訪問介護員に求めるのは【信頼できる人】

お年寄りの不調を心配する女性

多くの利用者や利用者家族が訪問介護員に求めているのは【信頼できる人】です。

訪問介護員は1人で利用者宅に向かうので、決められたサポートを行い自分の仕事に責任感をもつ事はもちろんですが、それに加えいつでも同じテンションで接する事も利用者の安心に繋がります。

又、介護者が固くなっていると利用者も不安ですから安心して身体を預けられるよう落ち着いて誘導する事も大切です。そのためには介護技術の勉強は欠かせません。

最初は固くなって当たり前ですが、必ず慣れてくるので大丈夫です。

【まとめ】訪問介護員に向いているのは聞く力のある人

訪問介護員に向いているのは、利用者の声に一生懸命耳を傾けられる人です。

おしゃべりが下手でも人見知りでも、利用者の様子をキャッチしようと頑張る人なら大丈夫。

人間同士なので相性もありますし、信頼してもらうまで時間はかかります。

ですが経験を積んでいくと頼りにされますし、さらにしっかりサポートしようという使命感ややりがいもでてきます。

直接感謝の言葉を言ってもらえるのは嬉しいものですよ。

まずは始めてみませんか?

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