子供の成長は嬉しいものですよね。
けれど、成長と共に子供達との間に溝を感じることありませんか?
言うことも聞かないし、何考えてんのか分からない・・・
仲のいい家族って育て方が良かったんだろうな・・・
そんな風に思っていました。
本記事では子供達との関係にできた溝を埋めることができた我が家の例を紹介していきます。
あくまでも、シングル家庭の我が家の場合です。
こんな家庭もあるのかと、軽い気持ちで読んでいってください。
親子関係の溝を埋めてくれたものとは?
親子関係の溝を埋めたもの、それは「ゲーム」です。
たかがゲームされどゲーム
ゲームは、子供たちが幼い時からずっとケンカの原因になっていたものです。
ゲームをやりたくて仕方がない子供は、度々親との約束を破ります。
叱っても全く効果は無く、コソコソと隠れてでもやろうとします。
「ゲームばかりするな!」
「ゲームは宿題が終わってから!」
「約束を破ったら3日間ゲームを取り上げる!」
これは、私がいつも子供たちに投げかけていた言葉。
わたしは「ゲームが子供達をダメにしている!」とさえ思っていました。
なので、子供達が大好きなゲームが大嫌いだったんです。
なんで「そんなもの」が面白いの?
他にやらないといけないこと沢山あるでしょ?
という感じ・・・。
子供からすれば、自分達の好きな物を分かろうともしない親ですよね・・・
子供たちが思春期に突入する頃には、ゲームのことどころかわたしの言葉には全く耳を貸さない
状況になっていました。
本当に色々ありました。
親(わたし)は話の通じない相手
子供たちの結構激しい感じの思春期が過ぎ、少し穏やかな生活になった頃です。
反抗こそしなくなったけど、子供達との間に壁を感じていました。
子供達にとって私は、単に「親」というだけ。
「話の通じない相手」
として捉えられていたと思います。
ガミガミ怒るばかりじゃダメだった
子供たちに、ガミガミ言うだけじゃダメですよね。
子育てに悩んで育児書を読んだこともありますが、結局何も変わらない。
読んだだけで、できなかったんですよね。
育児書を読んだところで、しっかり理解して実践しなきゃ意味がないですもんね。
おまけに息子はADHD。
当時は情報がなくて、なぜ?なぜ?と悩みまくっていました。
ADHDだろうと何だろうと関係ないですよね。
わたしは子供たちの心を理解しようとしない親だったと思います。
家族で楽しく盛り上がるなんて皆無の我が家。
私は寮母さんかな?位の関係性でした。
いえ、寮母さんの方がまだ関係築けてるんじゃないかな?
大嫌いだったものがキッカケになった
そんな時、CMから流れてくるゲームに目が留まったんです。
子供たちが取りつかれていたゲーム・・。
よく怒ってたなぁ私・・としみじみ見ていました。
子供たちが昔やっていたゲームとは違うけど、なんとなくスマホを手に検索かけてそのゲームをダウンロードしてみたんです。
そしたら、
全然わからない…
CMでやる程のゲームだから相当面白いのだろうと、ゲーム内の説明を読んでみる・・
読んでも、よくわからない…
昔、スーパーマリオくらいはやったことあるんです。
だから、すぐできるだろうと思っていたのが大間違いでした。
最近のゲームは難しいんですよねぇ。
ちょっとやってみようと思ったのに、始めることさえできない。
ぐぬぬ・・・ダンジョンって何??単語がいちいちわからない。
説明画面をガン見していると「なにやってんの??」と息子の声。
相当ビックリした様子です。
こっちもビックリです。
集中して読んでいるのに、後ろから覗き込まれていたんですから・・・
親子関係がどう変わったのか?
会話が増えた
ゲーム画面をガン見しているわたしにびっくりして声を掛けてきた息子。
普段はリビングを素通りでしたが、珍しい光景につい声を掛けてしまったみたいです。
ちょうどよかった!ゲームのプロが来たわ!とばかりに
「何?これ、どういうこと?さっぱりわからん!」
と質問攻めにしたわたし。
その後、娘もなんやかんやと教えてくれてその日以降、子供達とゲームの話をするように
なりました。
「今どこまでいった?」
「今、イベントやってるよ」
とかですね。
私が一生懸命やっているのを、子供たちが面白がった感じです。
とにかくヘタクソすぎてバカにされます。
今までさんざんゲームのことでガミガミ言ってた親が何やってんの?って思いますよね。
わたしがそのゲームにハマり、難しい場面は子供にやってもらったり「ガチャ」で出るキャラクターを自慢し合ったりと、会話が激増しました。
ちなみに、この時のゲームの名前は「パズドラ」です。
一緒に楽しめるものができた
こうして私はゲームを始めて少しだけ子供たちに認識された感じです。
子供たちに合わせようと無理をしたわけじゃなく、単純に面白かったのでハマっただけです。
クリアのコツとか丁寧に教えてくれるんですよ。
全部は理解できなかったですけどね。
けっこう難しいんですよ。
お互い難しい所をクリアすれば
「おぉ~!!すげー!!」
「やった~!!」
と喜び合いました。
何かを一緒に楽しめるなんて、忘れてしまう程久しぶりでした。
その後わたしは「親」としてしっかりしなくては!という皮をどんどん脱いでいきました。
しっかりなんてしなくて良かったんだと思ったんです。
子供たちを好きでいるだけで…
ただ…ちょっと脱ぎ過ぎた節はありますが・・・
「今日はしんどいから、ごはん作らない!自分たちで適当に作ってくれ!」
なんて日もありますし、
「いてて!足が痛い!」
と仮病を使って子供に買い物を頼んだりします。
いててっ!と言い出した時点でばれてるんですけどね。
子供たちはあきれ顔・・・。
それでも、半笑いで買い物に行ってくれます。
以前は、しんどくても食事の用意は欠かさなかったです。
又、買い物がめんどうだから小芝居して子供に行かせるなんてありませんでした。
でも…こんなゆるい感じが心地いいです。
多分、子供達も同じ気持ちだと思います。
威圧感のある人がいなくなった
「威圧感のある人」とは、もちろんわたしです。
ゲームの一件以来、子供達との関係が随分変わりました。
自分の考えを押し付ける私は、いなくなったんです。
そして、私自身すごく楽になりました。
私はシングルなので、1人で頑張っている気でいたんです。
私がしっかりしなきゃ!と。
実際は子供達も頑張っていたのに、今思うと1人でから回っていただけ。
とにかく余裕がなかったんです。
ゲームのおかげでやっと子供達との距離が近くなりました。
私の場合、ゲームに限らずですが子供の気持ちを理解したいという気持ちが薄かったのだと思います。
生活費を稼がねば!
もう少し仕事がデキるようにならねば!
そんなことばかり考えていましたから…
できることなら、安心できる楽しい我が家にしてあげられるように子育てをやり直したいです。
【まとめ】親子関係の溝は子供の好きを好きになることで埋まった
我が家の場合、たまたまやってみたゲームで親子関係が変化していきました。
自分の好きなものを好きになってもらえると、嬉しいですもんね。
今は、孫に自分の好きな漫画やゲームやユーチューブを勧められます。
沢山勧められるので追いつきませんが、できる限り見てますよ。
キッカケとなった「パズドラ」ですが、今はやっていません。
別のゲームを子供たちに勧められたので、そっちに乗り換えました。
今は「ドラクエウォーク」と「ピクミン」です(笑)
2つとも歩数によってアイテムがもらえるので、歩きつつ楽しめます。
孫とも一緒にやっています。
今でも、ゲームが家族共通の話題の1つです。
何でもいいから、家族で楽しめる何かがあるといいですよ。
この記事が、どこかの家族の役にたてたら嬉しいんだけどなぁ・・と思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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